高校卒業が近付いて、最近よく考えてるけど、答えが出ない。
雄一君は、そんなこと、考えてないよね。
けど。
私にとっては、大事なこと。
だって……。
いつの間にか、雄一君の存在は、私にとっては大切なものになっていたから……。
「恋」のような、ドキドキハラハラするようなのとは、ちょっと違う。
「友情」と言うと、物足りない感じで、やっぱり違う。
例えるなら、『空気の様な存在』?
決して「目に見えない」って意味ではなく……。
常に自然に自分の回りを包み込み、無くなったら呼吸が出来なくなって生けていけない位、重要な存在。
人間として、大切な……。

