高校1年の夏休み。 部の合宿で、数少ない1年の中から2人選ばれての食料買い出しの帰り。 近道だから、って、公園を突っ切ってる途中。 フッ、と、ある木に目が止まった。 子猫が降りられなくなって困ってる。 かわいそう…。 いつの間にか、立ち止まってそっちを見てた。 降ろしてあげたいけど……私じゃ手の届かない高さだなぁ……。 そう思ってた時だった。