「ルー、何処に行ったのっ? あなた、捜し物してるんじゃなかったのっ? こんなの、私に見せて! ……ルーっ?!」 私は、いつの間にか消えていたルーを捜して叫んだ。 ──キミ ミツケル ボク テツダウ── 「どうしてこんな事で、あなたの捜し物が見付かるのっ? 何故、あなたが手伝って、私が捜すのっ?」 ──キミ ミツケル ボク テツダウ── 再び、ルーはそう言っただけ。 けど、すぐその後、声が聞こえてきた。