妹なんていらない

「それにしても、高橋さんってかわいいですよね。

いやはや、さすが先輩の妹ってだけありますよ」




どうしようか。



血がつながっていないってとこを言おうか。



こいつの基準を俺にするなとでも言っておこうか。




そんなことを考えながら横にいる美波に視線をやる。



さっきまでの青ざめた顔から一転、あからさまににやけていた。




「かわいい…私かわいい…えへ……えへへ………」




何故だろう。



若干気持ち悪いと思ってしまった。




「兄妹で仲良く登校!
いいですね、僕も妹がほしかったです!」



「結城君が望むなら私あなたの妹にっん〜〜〜!!!」




慌てて口を塞いだ。



なんてことを口走りやがるんだこの阿呆は。