俺は夢を見ない子供だった。




いや、『夢を見ない』とゆうのは少し語弊があるかもしれない。




分かりやすく言うと、現実主義な子供だったのだ。



寝てれば夢は見る。



しかし、起きているときには夢を見ない。




誰だって小さいときに、遥か何万光年離れた星からやってくる3分限定のヒーローだとか、どこぞの魔法少女とかにあこがれたことがあると思う。
(もしかしたら俺の思い込みかもしれないが)




しかし、俺にはそれがなかった。




サンタクロースの話を聞いたときは、最初から存在を完全否定していたし、
マスコットキャラの中に人が入っていることも理解していた。