病院に着いて、 暁兎は点滴をうって、検査をうけていた。 すぐに美沙さんと、華兎も来て、お医者さんと話していた。 私は廊下で待っていた。 こんなときに何も出来ない。 暁兎の力になれないんだ。 「窪川?」 『か…いと…』 話しかけられて、自分が泣いていたことに気づいた。