暁兎…暁兎…

あの時は、すぐ良くなったけど、今度はそうはいかないらしかった。

『どうしよう…救急車っ!そうだ救急車!?』

私は携帯を手に取り、119を押した。


上手く言えたか分からないけど、少し経つと救急車が来た。

その時、何も出来ない自分に腹がたった。


ただ、怖くなって泣いていた。

暁兎がいなくなりそうで、

消えてしまいそうで、

怖かった。