泣き虫なあたし。

画面で見た暁兎とは、違う…暁兎。

それに、私といるときにはって、嬉しいよ…

『そ…それより…本当びっくりしたっ!やっぱすごいなっ暁兎は…』


照れ隠しで、並べた言葉だけど、不自然じゃなかったかな…?

私は暁兎の様子を伺うように、暁兎の方を見た。


『暁兎っ…?大丈夫!?』


あの時と同じように、暁兎は顔が真っ白くなり、座りこんでいた。

でも、あの時より、辛そうで、尋常じゃないことを悟った。