『私ね?幼稚園のとき、かくれんぼで帰れなくなっちゃって。 その時、励ましてくれた人が初恋の相手なの。 でもその相手は小学校でも中学校でももう一度会うことができなくて。』 ここまで言うと、私の目からは涙が出てきた。 『でもっ………昨日その相手が…近くにいて、それでっ…………』 『私が』 『好きになれ…た人だった』 『好きなんだっ……暁兎……』