泣き虫なあたし。



相変わらず暁兎の家はでかくて、


それに、一人で初めて行くからすごく緊張していた。



ピンポーン……



鳴らしてみたけど誰もいない。

華兎はまだ学校だし、
美沙さんは仕事かな…?


「どうした?」


いきなりインターホンから暁兎の声がして、躓いてこけてしまった。


「ちょっ…えっ!?」


向こうからはこっちが見えているらしくかなり驚いていた。

最悪だよ…これから告白しようと思ったのに…

縁起が悪すぎる…


「大丈夫かっ!?」


私がこけていると、暁兎が来てくれた。