泣き虫なあたし。


すべての授業が終わり、部活に入っていない私達は帰る準備をしていた。

私といえば、色んなことが頭を回ってて、

今日の授業なんて全く頭に入っていなかった。


ただ、華兎には謝らなきゃ。


華兎の気持ち分かってたのに、

軽はずみに約束しちゃって、華兎を傷つけた。だから謝らなきゃ。

そう考えて、華兎の姿を探しても、教室にいなかった。


水樹に先に帰るように言い、私は華兎を探した。

今日謝らなきゃいけない。

なんだか分からないけど、そう感じた。