『あっお帰りー窪川きてるよ?』
華兎がそう言ったあと、
私はペコンと頭を下げた
『お…お邪魔してますっ窪川朱鳥です!』
私がそう言うと
美沙さんはにっこり笑って、
「はじめまして。朱鳥ちゃん」
「ごめんね?私が呼んだのよーほらっ華兎ったら朱鳥ちゃんの話ばぁっかりするもんだから?一度連れてきたらって?今暁兎と買い物行ってたのよっゆっくりしてってね?」
美沙さんは
芸能人とは思えないほどものすごく普通のお母さんみたいだった。
でもやっぱり綺麗で、流石だなぁと思った。
『あ…あのっ私…堺美沙さんの大ファンなんですっ!良かったらサイン貰えませんか!?』
私がそう言うと未紗さんはふふふと笑って、
「ごめんね?家では堺美沙じゃなくて萩原美沙だから、そういうのはあんまりやりたくないんだ?」
美沙さんはやっぱりかっこいい。

