そして、ゆっくりと私は後ろを向く。



「まあ」


「綺麗じゃない」


本当にそうなのかは定かじゃないけど、やっぱり特別だよね。ウェディングドレスって。


『ありがとう…ございます…』



でも、やっぱり緊張するよね。人生に一回のことだし……多分。



「準備出来たかー入るぞー」



扉が開けられ、華兎が入ってくる。


と思ったら止まった。