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「なぁ、華兎?」


兄貴の病院の帰りにこんなこというもんだから、一瞬ビビる。


最近は、俺から兄貴を避けていた。


別に分かっているんだ。


親が違っても兄貴は兄貴


一生俺の兄弟



とっくに分かっているんだけど……