泣き虫なあたし。



「てか、こんなこと言いに来たんじゃなくて……」


頭をくしゃくしゃとして、私をじっと見た。



「これを、見て欲しいんだ」




そう言って華兎が取り出したのはDVD。

私は機械が苦手だから、そういうの設定できないんだけど、


華兎は家から持ってきたものを取り出して

あっというまに取り付けた。