面会時間がはじまってすぐ暁兎のお見舞いに行った。 でも、暁兎は検査の時間でいなかった。 『やばっ…』 急に足に力が入らなくなって、目の前が真っ白になった。 「窪川っ…」 あ…華兎だ… そう思った瞬間、もう私の意識は無かった。