イケメンキス魔にご用心!?


とにかく走って
楽斗を待たせたくなくて

走って走って



中庭に辿り着いた
時だった。



「ちょっといいですか?
花海先輩??」

「…何の用?」



あたしを呼び止めた
その声の主は

紛れもない、

楽斗につきまとっていた
あの後輩たちだった。



「先輩の方こそ
そんなに急いで
どちらに行くんです?

あッ、誰かと
約束ですかあ?」



後輩たちの中で
リーダーっぽい

この間の強気な
女の子が笑いながら
言った。



こいつ…

相手もわかってるくせに