とにかく走って 楽斗を待たせたくなくて 走って走って 中庭に辿り着いた 時だった。 「ちょっといいですか? 花海先輩??」 「…何の用?」 あたしを呼び止めた その声の主は 紛れもない、 楽斗につきまとっていた あの後輩たちだった。 「先輩の方こそ そんなに急いで どちらに行くんです? あッ、誰かと 約束ですかあ?」 後輩たちの中で リーダーっぽい この間の強気な 女の子が笑いながら 言った。 こいつ… 相手もわかってるくせに