そう言って楽斗は
あたしにまた
キスをした。


初めはゆっくり優しく…

しだいに深くなってゆく



あたしは楽斗の
キスにおぼれた。


「んッ…が、くとッ」
「鈴…かわいすぎ」





こうしてあたしたちの
絆はより深まった。



これからどんな
試練が待っていようと

楽斗と一緒なら
乗り越えられそうな
気がした。


あたしたちはまた…

手をつないで歩き出す。


昔のあたしは

もうずっと後ろで
手を振っている。



絶対後悔なんてしない。

今なら胸をはって
そう言えるよ。