そう考えると
胸にじわーッと
暖かいものが
広がっていった。
オレをつかむその手を
サッと振り払う。
「わりいけど。
オレは何があっても
鈴のことが好きだから。
もう家にも来ないで」
上着をはおり
ドアを開ける。
すると後ろから
声が飛んできた。
「だってあの子
浮気してたじゃない!
きっと楽斗くんのこと
捨てる気なのよ!
なのにあんな
被害者ぶっちゃって!」
「例え鈴がオレを
嫌いでも、
オレは鈴が好きだから。
あと、鈴の悪口なんて
2度と言うんじゃねえぞ」
きっぱり言い残し
部屋をでた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…