さらさらと揺れる 肩より長い黒髪。 真っ白な肌。 大きな瞳。 折れそうな足を動かして こっちに走ってきた。 え…あの子だ…。 自分でも 理解できなかった。 だってオレ、 ただコンビニに… え?この家…? てゆーか犬も… 一度に色んな考えが 頭を巡って しばらく固まっていた。 そして彼女も 顔を上げる。 向こうも同じ反応。 驚いてるみたい。 自分が鏡に 映ってるみたいだ。