さっきの豆シバが
いつのまにか
オレの足元にいた。


「…お前、
意外に足早ぇな」


ッて犬に言ってもな。

1人で突っ込んでると…


さっきの家から
誰か走ってきた。

きっとこいつの
飼い主だろう。


何の気なしに目をやると
一瞬思考が止まった。