梢吾はフッと笑うと
信じられない言葉を
あたしにぶつけた。
「オレ、鈴のこと
好きだよ」
………はあああ!?
さっきよりも
びっくりして
あたしの頭は
ショート寸前。
びっくりというか
信じられなかった。
あんた、過去にあたしに
何をしたか…
覚えてないの!?
それとも覚えてんのに
そんなこと
ほざいてるわけ!?
フツフツと怒りが
こみ上げてきた。
「なんつーかさ、
よくあんじゃん?
離れてみて初めて
気づくッてやつ?
鈴と別れて
違う高校行って
他の女とも
付き合ったけど
なんか違うんだよなー」
ポリポリと
頭をかきながら
平然としゃべり
続けるこいつ。
怒りを通りこして
もう何も言えない。
その時梢吾がグッと
あたしから離された。

