「は? なんだお前。 意味わかんねえ。 鈴の新しい男かよ? ま、いーや。 オレ隣のクラスにきた 転校生だから。 よろしくな、鈴」 あたしの肩を ポンと叩くと 梢吾は平然と 歩いていった。 その途端力が抜けて あたしはその場に 座り込む。 「おい鈴。 大丈夫か…?」 楽斗があたしの腕を持ち 立たせようとしてくれる けど… あたしは無意識に 楽斗の手を 振り払っていた。 「あ…。 ほ、保健室行ってくる!」 その場の空気から 逃げ出したくて とっさに走り去った。