観覧車に乗り込むまでは お互いずっと無言だった こいつが静かだと 不気味だな、とか 思ったりしたけど あたしはあることに 気がついた。 あたし… いつのまにか こいつが隣にいる 騒がしい日常が 普通に なっちゃってたんだ。 前までは… 静かな空間が 好きだったのに。 今では静かな空間が 不気味だと思ってる。 人ッて変わるもんだな と、 こいつには人を 変える力があるのかな と、思った。 そして観覧車に 乗り込み… 空河楽斗がすぐに 沈黙をやぶった。