―――――――… バンッ! 私はとにかく走って走って、一気に家のドアを開けた。 お母さんとかがいたら、「あらあら」とか言って出てくるけど、今日は仕事が遅いみたいでいないようだ。 ダダダダッ! 私は急いで階段を掛け上がり、自分の部屋に向かった。 …あ、あった! 私は部屋の机に置いていた紙袋を手に持ち、再び階段を降りて行った。 早くしなくちゃ! バンッ! 再び家を出て鍵を閉め、私はまた走り出した。