――…そうして笑い終わってから家に帰ると、 兄貴は荷造りを始めた。…寮に帰る準備を。 俺はそんな兄貴を遠目で見ながらも手伝う。 「…兄貴」 「ん?何だ?」 「…………いや」 「何だよー」 …本当は"兄貴は告白しないのか?"と聞くつもりだった。 でもそれは聞くことじゃなくて兄貴が決めることだ。 …第一、フラれること前提で言う奴なんている訳ねーよな。 俺はそれから暫く無言のまま手伝いをしていた。 ピンポーン そんな時、家のチャイムが鳴った。 …こんな時間に誰だ? そう思っていると、