数日前から達哉の指令で男がサキの護衛についた


元々同じ大学に入っていたから校内も自由に入れた


だが、本人にも美菜達にも秘密だったのであまり近づけず遠くから見ていた


その日は講義が遅れ校内は人であふれていた


サキは小走りに人の間を歩く


後を追いかける男


『やばい見失う』


一瞬、男は見失い焦る


裏の門の方に目をやると


『!!サキ様…』