電話をほぼ同時に切った後、 私達はどちらからともなく笑いあった。 「ほんと、あいつら突然すぎるよな?」 「ほんと」 「でも、帰り大丈夫?家に俺から言おうか?」 「ううん。大丈夫。佑と一緒だって言ったら余計安心しちゃうよ」 これは本当。 佑と付き合い始めてすぐのときに 私を送ってくれた佑を見た瞬間。 交際オッケー! てか、まるまるオッケー! 佑のにこっ必殺スマイルにお母さんが悩殺されちゃって。 しかも二階堂の理数科。 反対するわけないんだよね。。。 ちょっと情けなくなるくらい。 うん。