私の好きな食べ物マニアックだし・・・

よし!聞いてみよ〜!


『じゃぁ最後に好きな食べ物は?』


私のこの質問にも陽くんは綺麗な英語で即答した。






「Lemon Drop」






陽くんは英語が得意・・・ってそうじゃなくて!


『わ、私も大好きだよ!
わー、まさか好きな食べ物も一緒だとは思わなかったよ〜』


陽くんはあの酸っぱくて甘い味が好きなんだって。


私もそうなんだよね〜。


『へへ、なんか恋の味みたいだね?』


って言ったら腕を急に引っ張られて抱きしめられた。

『きゃ・・・よ、陽くん?』


「可愛すぎ」


そう言った陽くんの顔は見えなかったけどなんとなく照れてるのがわかった。



陽くん・・・私、恋がこんなに甘くて酸っぱいまるで “Lemon Drop”のようなんて知らなかったよ?


きっと陽くんだから知ることが出来たんだね。



私に笑顔をありがとう。

ずっと大好きです。





−・・・あの海であの木で出会えて良かった。





END