砂嵐のいたずら〜バレンタイン特別編〜




『えぇっ!?そうなの?知らなかった。

そうだよね、今度こそ乗っている飛行機が墜落しても、助かる保障はどこにもないんだし…』



でまかせで言ったのに、妙に納得するマナ。



そんなキミだからこそ守りたい。



キミの存在は、ヨーロッパ…いや、世界の経済バランスをひっくり返すこともあり得るのだから…



『チャールズ、ありがとう…』



そんなことを全く知る由もなく、優しい笑みを浮かべるマナに、



「俺の方こそ、最高のザッハトルテをありがとう…」


絡み合う視線が次第に熱を帯び、どちらからともなく重なる唇…



部屋の中に残る甘い香りがふたりの心をとろけさせていく…