驚いた表情のマナがあまりにも可愛くて、思わず笑みがこぼれてしまう。
『もう脅かさないでよ…でも、まだ3時だよ、体の調子でも悪いの?』
心配そうに覗き込むマナの額に唇を押し当てると、
「いや、そのザッハトルテの甘い香りに誘われてしまったのさ」
俺の言葉に、マナはクスッと笑って、
『本当に絶妙のタイミングね。お茶にしましょう、コーヒーそれとも紅茶にする?私はメランジェ(クリームコーヒー)にしようかな。』
ウキウキ気分でキッチンに入っていくマナに、
「俺も同じでいい…」
そう言うと、
『OK!』
鼻歌交じりでテーブルセッティングが始まった。

