「…はぁ。先が思いやられるよ」 トボトボと帰路につきながら、溜め息交じりに嘆いた。 なんだか勢いで採用になっちゃったけど…私、ちゃんとやっていけるのかな。 アイツのいじめ…もとい、指導にちゃんと耐えられるのかな? 「…っ、ダメだダメだ!」 弱気になるな、自分。 ここで諦めてどうする。 何にせよ、私に残された道はひとつしかないんだから……。