「…久しぶり」 「ギャアーッ!!」 幻覚じゃないし! 本物だし! なんでっ! なんでいるのー!? 「こら待てや」 いつもの癖で逃げ出そうと席を立った私の腕を、志季が掴む。 ……ヒィッ… 「学校で会うのは初めてだな」 ニヤリと不適な笑みを浮かべる志季。 そ、そうだった…。 志季は同じ高校なんだった……。