角吹く小人の呼び声
重なる吐息の花咲く夜の庭

逆さ女神の嘘
獅子の天秤
覇者の蠍が掴まる時に

目隠し姫に伝う薔薇の涙が微笑み嘆く

月の横恋慕
憐憫の欠片振り撒く踊り子の純情
数えては消えゆく向かい空の蝶々

繰り返される幕開けの晩に
数多の足踏み繰り返し
影法師は今日も行く