それは、輝く星空のように

だが、先日、変化が起こった。


地主に対して、ある男が土地を買いたいと申し出てきた。


その値段は、まさに破格だったらしい。


地主は、その土地を売りたい。


だが、その土地に住んでいるわたしたちに対して無理矢理に追い出す権利は地主にはない。法律でそうなっている。


だから、地主は法律なんて関係なしに追い出すことにした。


お母さんは、地主ではなく、男の提案だろうと言っていた。


男の名は、柏木権造。


『立花組』という暴力団の筆頭だ。


鬼のような力に、悪魔のような知恵を兼ね備えた男だという。


何故、お母さんがそんなことを知っているのか。


疑問はあったが、今の事態には関係ない。