それは、輝く星空のように

「ふぅ・・・」


嵐が去り、お母さんが息をつく。


「助かったよ、智徳」


「いや・・・」


智徳さんはばつが悪そうに顔を背ける。


「さすがですねー、ああいう事態に慣れてるって感じがしました」


便利屋というだけあって、裏社会の人間との関わり合い方を心得ているようなふるまいだった。


「それよりも、だ」


わたしの賞賛を受け流して、お母さんに向き直る。


「どういうことか、説明してもらいたい」


「・・・何のことだ?」


「とぼけるな」


声に苛立ちが混じった。


「一応言っておくが、調べはついている。ごまかしは効かない」


「・・・・・・」


お母さんは観念したように溜息をついた。


そして。


「あのー、すみません。わたしには話が見えないのですが」


置いてきぼりの主人公が声を上げた。


「・・・そうだな」


お母さんが珍しく神妙な顔になる。


「お前には、話していなかったものな」


それを聞いて、智徳さんの顔が険しくなる。


・・・あなたも、知っていたんですね。


わたしの知らない、何かを。


「中で話そう。ついでだから智徳も一緒に来い」