それは、輝く星空のように

――もちろん、逆境にいたのは母だけではありません。


――娘にも、世間の刃は降りかかってきます。


――『死刑』というあだ名がついたり、縄跳びのひもで首を絞められたりもしました。


わかりやすく言うなら、いじめ。


いじめてくるのは、低俗な考えしかできない、クラスの男子たちだった。


人見知りが激しく、傍目には大人しく見えるわたしは、格好の標的だったのだろう。


ヤツらは、理由なんてどうでもいいのだ。


所詮、暇つぶし程度にしか考えていないから。


――娘は、首筋を隠して帰宅します。


――母はそれを見て、何かあったのかと聞きます。


――娘は必死にごまかします。


――母に心配をかけないよう、母を安心させるように。


――だけど、子供の考えなんて浅はかなものです。


――すぐに悟られます。


――だけど、世間の目を考えると、何も言えません。


殺人犯の家族がそんなことを言っても、言われることは決まっている。


当然の報いだ、と言われるだけだ。


敵ばかりの毎日。


そんな日々だった。