それは、輝く星空のように

3分後。


「ここ、いいかな?」


頭上から声。


「はい?」


声をかけられ、顔をあげる。


目の前にいたのは・・・。


「え・・・」


おにいちゃん!?


一瞬、記憶の中にいるおにいちゃんと、だぶって見えた。


だけど、それは本当に一瞬だけだった。


――そんなはず、ないじゃないか。


「・・・どうした?」


そのひとが声をかけてくる。


「あ、い、いえ・・・すみません」


我に帰り、顔を伏せる。


・・・知らない人は、苦手だ。


ちらり、と見る。


175近いだろうか・・・長身でスレンダーな体格。


やや釣り目がちでツンとした雰囲気。


整った顔立ちに、穏やかな笑み。


少しクセがついた、つやのある黒髪。


一言で言い表すなら、魅力的な美少年。


そんな印象だった。