それは、輝く星空のように

「そーいえば」


ふたりで歩いていると、急に思い立つ。


「あん?」


「もうすぐキリスト様のハッピーバースデイなんですよね」


「普通にクリスマスと言え」


「だって、普通じゃつまらないじゃないですか」


「意識せずともお前は奇特だから安心しろ」


「失礼ですね。普段は借りてきた猫のようにおとなしいですよ」


「嘘つけ」


「残念ながら本当のことです」


せんぱいや弥生たちのまえでは明るく振る舞えているだけで・・・。


「わたし、本当は寂しさに震える子猫なんですよっ」


「どこにそんな奴がいるんだ?」


せんぱいは遥か遠くを見渡す。


「プルプル」


近くで震えている子猫には気づかない。


「どうした七尾、寒いならジャージでもはいてろ」


「キ、キビC~!」


「そういうところが奇特というんだ」


遊ばれていたことに気づいたのは、この15秒後のことだった。