それは、輝く星空のように

「・・・おい」


「は、はいっ!?」


いきなり声をかけられてテンパる。


「さっきから何ジロジロ見てんだよ」


「いえ、どーぞお構いなくっ」


「・・・気持ち悪いな」


とても失礼なことを言われた。


「いつものアホアホトークはどうした」


「アホアホトークとは何ですか。巧妙な話術と言ってください」


「あれのどこが巧妙だ」


また失礼なことを言われた。


「あなた、わたしの話術は政治家もびっくりのグレイトなものなんですよ」


「そうかよ・・・」


どこかぎこちないが、いつもの調子が戻ってくる。


ふたり、話しながら歩く。


肩が触れるか触れないかのような距離。


近くにいるけど、どこか遠い。


それが、わたしたちの関係そのものに思えた。