それは、輝く星空のように

「・・・という訳だよ。おわかリング?」


「へぇー」


一段落ついて、わたしは、楓にここに来ることになった経緯を話した。


お母さんと園長先生は、子供たちの世話をしている。


さっきまでは、わたしたちもガキんちょどもと遊んでいた。


これがまたすごいんだ。


ヤツらのエネルギーは、大したものだと思う。


楓は、この中で暮らしているのか。


「・・・驚いた?」


「何が?」


「私が、養護施設に住んでること」


「正直に言えば」


わたしは素直に頷く。


「隠していた訳じゃないんだけどね・・・」


人に言いたいことでもないから、と楓は苦笑いを浮かべる。


まぁ、誰にだって人に言いたくないことはある。


わたしの場合は、お父さんの事件がそうだ。


推測の域を出ないが、多分せんぱいにだってある。


他人に踏み込んでもらいたくない領域。


それを明かさないことを、誰かが責めることはできない。