それは、輝く星空のように

建物には、たくさんのガキんちょがいた。


下は幼児から上は中学生くらいまでの、幅広い年代の子供たちだ。


彼らが好き勝手に遊ぶのを尻目に、園長室へと入るわたしたち。


「よお、華子」


お母さんが、同年代くらいの女性に親しげに話しかける。


「春美っ」


女性の顔がほころぶ。


「ちゃんと来てくれたのねっ」


「来てやったぞ。感謝しろよ」


なんであんたそんなに偉そうなんだ。


「あなたが、菜月ちゃん?」


女性がわたしに話しかけてくる。


「は、はじめまして」


わたしはぎこちなく挨拶する。


「そんなに緊張しないで。私は、大久保絵理子(おおくぼ えりこ)。ここの園長よ」


穏やかな笑顔で自己紹介してくる。


「わざわざごめんなさいね。用事とかはなかった?」


「はいっ、だいじょうぶです」


「何もないところだけど、ゆっくりしてね」


「・・・はい」


それだけしか言えなかった。


・・・やっぱり、初対面のひとはダメだな。