それは、輝く星空のように

「・・・お前は、お父さんが何故あんなことをしたのか、知っているのか?」


「・・・いえ」


小さく首を振る。


「何故、人を殺したか。それを知って、何かいい事がありますか?」


「・・・・・・」


先輩の表情が険しくなる。


「でも、わたしにはわかります。いえ、わからなきゃいけない」


お父さんは。


「死んで当然の人間を、殺しただけです」


心が、氷点下を切った。


「ずいぶんな言い草だな・・・」


何も知らないひとから見たら、そうだろう。


「あなた方は知らないでしょうが、それが事実です」


でも、お母さんから聞いて知った。


「たとえ、誰が何と言おうと、お父さんは正しい」


少なくとも、わたしたち家族にとっては。


家族思いの、優しくて暖かいお父さんだった。