涙が枯れるその日まで

浩さんのお父さんがある病室の前でとまり、その中へ入って行った。

中では陸くんが眠っていた。

骨折をしているようだが、それ以外に目立った外傷もなく、無事なんだと一安心した。

そして、浩さんの事が気になった。

涼「おじさん、浩さんは?」

浩父「母さんと奈々ちゃんが付き添ってるよ」

涼父「無事なんですよね?」

浩父「浩は頭を強く打ったらしくてね。意識が戻らないんですよ」

そう話していると、陸くんが目を覚ました。

私「陸くん!」

最初に気が付いた私は、陸くんに駆け寄った。

陸「みぃこ?皆なんでいんの?」

涼父「君のお父さんが連絡をくれたんだよ」

浩父「陸、調子はどうだ?」

陸「俺は大丈夫だけど、兄貴は?」

浩父「大丈夫だ。今から様子を見に行ってくるよ」

そう言うと、浩さんのお父さんは病室を出て行った。

私もついて行こうとしたら、陸くんに腕を掴まれた。

陸「みぃこはここにいてくんね?」

浩さんのことは気になったが、私は陸くんのそばにいることにした。