夢からなるキミへ

『あたしが夢にいる限り、ケイゴはどんどんダメになっちゃうから…だからもうケイゴには会えない。ケイゴ…さようなら…』

『ミ、ミズキさん…待って…待ってミズキさん!!』

僕の叫ぶ声もむなしく、ミズキは涙を残し消えて行った。

『ミズキ…さん…ミズキ…ミズキさぁーーーーん!!』

僕は悪夢を見たかのようにびっしょり汗をかき、跳び起きた。

『…ハァ…ハァ…ミズキ…さん』

目覚めた僕の目からはたくさんの涙が溢れていた。

『…ザー…ザー…』

僕は跳び起きた拍子にリモコンを押して、コンポの電源が入り、ラジオが流れた。

『さあ今週も始まりました、DJエリカがお送りするミュージックマニアのお時間です。今日のゲストはミュージックブルーレコードの新人リアさんです。リアさんの新曲はリリース前なのに大反響みたいですね。どう言った歌なんですか?』

『初めましてリアです。この歌はプロデューサーの小林誠吾さんが、詞を書いて下さいました。大切な人を失った思いを歌っています』