夢からなるキミへ

会社で僕は営業をしている。

正直僕は少し人見知りな性格だから、はっきり言って営業には向かない。

そして今日も、仕事以外何もないまま一日が終わるはずだった。

『ここで合コンしてるのか…』

僕は仕事が終わり、ヒロに頼まれて仕方なく合コンに参加することにした。

『ケイゴ!!こっち、こっち。遅かったな』

店に入るなりヒロは僕を誘導した。

僕は席に着き、周りを見回すと男女5:4だった。

この合コンは僕を除いて、全員大学生みたいだった。

もちろん、一人スーツ姿の僕は浮いていて、あまりみんなと話す事が出来なかった。

『来なきゃ良かったな…』

僕は一人はみりながらビールを飲んでいると、一人の女性が遅れてやってきた。

『みんなごめんなさい。遅れました』

彼女は謝りながら、空いている僕の前の席に座った。

僕はふと彼女の顔を見て驚いた。

彼女は僕の住んでいるマンションと、よく行くコンビニの行き道にある花屋の店員さんだった。

『あっ!!君は…』

彼女は僕に気付いて驚いた。