夢からなるキミへ

時計の針がちょうど20時をさす頃、駅前で待つ僕の前にミズキが姿を現した。

『ケイゴ、お待たせ』

ミズキは一人待っている僕に笑顔で言った。

『じゃあ、食事に行きましょうか』

僕はそう言って、最近出来たばかりのイタリアンのお店へと、ミズキを連れて行った。

『ここって最近出来たばかりだよね?あたし一度来てみたかったんだ』

ミズキはイタリアンのお店を見て言った。

『そうなんですか、じゃあ連れて来て正解でしたね。入りましょう』

僕はお店のドアを開け、ミズキを先に店内へと入れた。

店に入るなり店員さんが寄って来た。

『2名様ですか?』

『ハイ』

僕が返事をすると、店員さんは僕とミズキを、席へと案内した。

僕とミズキは店員さんに案内された席に、向かい合って座り二人でメニューを見た。

『ご注文はお決まりですか?』

『コレとコレお願いします』

僕とミズキの分の料理を店員さんに注文した。