お弁当を選んだ僕は缶ビール2本持って、レジへと行った。

『全部で920円です』

店員は僕の目を見て言ってきた。

僕は1000円札を出し、お釣りを受け取り店を出た。

時計を見ると20時を回っていた。

僕はコンビニの袋を片手に、明日の仕事の事を考えながら花屋の前歩いていると、誰かが僕に話し掛けて来た。

『昨日もコンビニのお弁当だったよね?今日もそうだし…そんなのばかり食べてたらダメだよ』

花屋の店員さんが僕にそう声をかけて来たのだった。

彼女は金髪のロングヘアーで、可愛いより綺麗系の顔立ちをしていた。

『えっ!?あっ…そうですよね。自分でも分かってるんですけど、仕事終わってから自炊するのが面倒臭くって…』

僕はとりあえず事情を説明した。

『そっかぁ〜、だけど栄養が偏るから程々にしときなよ』

彼女はそう言うなり、店内へと戻って行った。

僕は適当に愛想笑いを浮かべ、また歩き出し帰宅した。