「あ…大丈夫。ごめんね」



私が言うと




「どこ痛いんだ?」


みーくんが心配そうに聞く




「頭が今少し痛かっただけ
でも、もう痛くないよ」




「……頭って大丈夫か?まさか事故のせいで……」



みーくんが不安そうにするけど




「違うの。
昨日ね廊下で患者さんが急に倒れそうになったから抱き止めようとしたんだけど失敗して下敷きになっちゃって……」




きっと
その時に廊下に頭ぶつけたんだ




「ええ!オレ知らないよ?」




「うん。みーくん外来行ってる時だったし……でも患者さんは無事だったから」



私が笑うと




「無茶するなよ」




みーくんが心配そうに



頭をなでる




「……検査しなくて大丈夫か?」




「これくらい大丈夫だよ」




心配症だな。みーくんは




「じゃあ今日は安静に寝た方がいいな」


みーくんは


私の上から退いて



隣に寝てしまう



「え…大丈夫だよ」



「だめだ」




そ、そんな……