「どう…したの?」 あたしの声に一瞬ハッとした表情を見せたけど、またいつものような無表情になった。 「なんでもねーよ」 「そう?」 あれ。 なんで…ドキドキするんだろ。 そのとき、行き先の分からない不安のような感情があたしの中に渦巻いていた。 それから何度かリュウんちに行って虎次郎と戯れたり、ちょっとリュウにムカついたり。 付き合ってるわけじゃないから何もないけど。 でも一緒のベッドで寝たりしてた。 そんなある日、ちょっとした事件が起きた。